2012年8月31日、木村秋則さん来崎。琴海文化センターで行われた、長崎市農業、農村振興大会。この時の講演をお聞きになった"平ベーカリー"の平さんから「木村さんの本を読んでみたらいいよ!」と言われてさっそく図書館へ。
そして本年2013年1月12日再び来崎された木村さんの講演会(長崎ブリックホール)に参加。お話を直に伺ったら更に「自然栽培」をやってみたい!という思いがムクムク・・・。
"長崎"なら「奇跡のリンゴ」ならぬ「奇跡のみかん」でしょ! という超単純な発想。
長崎の耕作放棄地のことはTターン後の5年間ずうっと頭にあった。
1月26日 「どこかに耕作放棄のみかん畑がないかなぁ」とつぶやいてみたら、「うちが今年完全に放棄しますよ!」と畑の提供者柿山さんの口からこぼれた。
そしてこの瞬間、「自然栽培によるみかん作り」が決まった。
トントン拍子に話が進み、まずは5年間無肥料、無農薬で放ったらかしの壊れたハウス内「でこぽん」に挑戦することに・・・。
2月9日、初めて柿山家の畑所有者であるおじいちゃんとおばあちゃんにご挨拶。「無肥料・無農薬では無理でしょう」というおじいちゃんの笑み。たぶんきっと今も農業にまったく縁の無かった私たちの無謀な挑戦を心配していらっしゃることでしょう。
2月24日、初めて壊れかけのハウス内に入ってみた。みかん(でこぽん)の木が見えるように枯れ草や蔦などを振り払う作業を開始。想像以上に大変な作業でハウス入り口付近の数本しか作業はできなかったけれど、光があたって心なしか(いや、きっと多分)みかんの木が喜んでいるような気がしてなんだか嬉しい気持ちになった。
農業初心者の私たちが木村秋則さんの本を片手に、手探りで「自然栽培」にtry します!
サークル活動のノリで名付けた『ながさき自然栽培くらぶ』。
木村さんにご承諾伺いのメールを送ったところ、3月1日に以下のようなメッセージをいただいた!
「ながさき自然栽培くらぶ」いい名前ですね。
「自然栽培」自体はパテントなどの無い名前なので
ご本人の意志で命名してよろしいかと思います。
ホームページも問題ありません。
頑張っておいしい作物を作ってください。
ハミングバード カスタマーサポート |
2013年3月3日 ホームページスタート
2013年6月1日、長崎に約30名が参加して「ながさき木村式自然栽培くらぶ」(木村さんの自然栽培の研究会)が正式に発足いたしました。そして私、森實が副会長に就任いたしました。この会での勉強会・研修会等で長崎における「木村式自然栽培」への取り組みが加速され、安心、安全、環境によい農業が広がることを希望します。
この会の正式発足を機に、私たち「ながさき自然栽培くらぶ」は、
『ながさき わくわく自然栽培くらぶ』
に改称し、森實夫婦を中心にフードコーディネーターの島
利紀さん、会社員の鍋島和裕さん、外海在住の棟梁 村ア好春さん、そして地主の柿山さんご一家の9人で再出発します。
5月15日に木村興農社の熊田さん、愛媛のメイドイン青空の佐伯さんと宮内さんから直接指導していただいたご縁を機に、長崎での果樹における「木村式自然栽培」の成功例となりうるよう努力する覚悟ができました。今まで同様、みなさまに温かく見守っていただけますようお願い申し上げます。
2013年6月1日 ながさき わくわく自然栽培くらぶ
代表 森實達夫
このホームページで作業の報告等を行い、興味のある方、実際にされている方からアドバイスをいただけたら幸いです。
kisekinomikan.nagasaki@gmail.com
「ながさき木村式自然栽培くらぶ」は「ながさき木村式自然栽培研究会」に名称変更しました。
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